IBMとNorthern Trustが、プライベートエクイティファンドおよびサービスの管理性を向上させるブロックチェーン技術の開発で連携していることを明らかにした。
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IBMによると、「プライベートエクイティ市場に向けたブロックチェーン技術の初の商業展開となった」という。
プライベートエクイティ市場は投資家や企業にとって魅力的ではあるが、技術的な投資や革新は近年ほとんどなかった。しかし、サイバー攻撃が日常的に発生する世界で、透明性や効率性、セキュリティの強化が求められており、プライベートエクイティファンドおよびサービスはそうした欠点に対処する必要に迫られている。
この問題を解決するため、IBMとNorthern Trustはブロックチェーンに目を向けた。ブロックチェーン技術は仮想通貨などで活用されることが多く、これまで仮想通貨取引を記録する「デジタル台帳」などとして利用されてきた。
IBMによると、両社は「Hyperledger Fabric」をベースに「セキュリティの充実した」ブロックチェーンを構築したという。またこの技術は、IBM Blockchainの高度なセキュリティを有するデジタルビジネスネットワークを利用する。
このブロックチェーンソリューションは、投資家やファンドマネージャーにより高度な透明性を提供するほか、必要に応じて規制当局にもアクセスを提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。