米Cisco Systemsは2月23日、NTTドコモがネットワーク機器のプロビジョニング自動化に「Cisco Network Services Orchestrator」(NSO)を採用したと発表した。
Cisco NSOは、物理機器や仮想化システムにとらわれず、サービスのプロビジョニングをシンプルに自動化するソフトウェアプラットフォーム。NTTドコモは2016年、利用者への通信サービスを提供するコアネットワークに仮想化システム(NFV)を導入したが、ネットワーク機器のプロビジョニングが複雑かつ煩雑で、膨大な作業時間がかかることが課題となっていた。
今回の導入でサービス提供までの時間を、数日から数時間に短縮することが期待でき、サービスライフサイクルの自動化によって手動による設定作業を最大90%削減できるとしている。また、サービスの構築、修正、停止に関わる変更を即座にネットワークへ反映できるようになる。