クラウドファウンディングのIndiegogoとIoTビジネスの課題に取り組む
WatsonとIoTでは、クラウドファウンディングのIngiegogoとの協業も発表した。IndiegogoでIoTデバイスプロジェクトの出資を募る起業家は、無事出資を得られ後、IBMのWatsonを使ったコグニティブ、セキュリティ、IoTクラウドを無料で利用できるというものだ。
Indiegogoは2008年に立ち上がったクラウドファウンデイングサービス。共同創業者で現在、最高ビジネス責任者を務めるSlava Rubin氏は、「資本へのアクセスを民主化したかった」と創業の経緯を語る。これまでに72万件以上のプロジェクトがローンチされ、合計で11億ドル以上の出資が集まった。233カ国とほぼ世界の全ての国から貢献があったという。70カ国以上に毎週資金を送っているとのことだ。
Rubin氏が感じているトレンドが、IoTプロジェクトの増加。だが、ソフトウェアとディストリビューションで課題にぶつかる起業家が多いと感じていた。IBMとの提携はこれを受けてのもので、ディストリビューションではArrowと提携している。
ステージでは、皿の上の食べ物の栄養成分を分析するインテリジェントなプレート(皿)「SmartPlate」、水の汚染をモニタリングする「WaterBot」、低価格のロボット「Q.bo」の3プロジェクトが紹介された。InterConnect会期中、来場者がアプリを使って3プロジェクトのどれかに投票すると1票につき1ドルをIBMが寄付する。