NTT Comが新サービス戦略を発表--ソフトウェア定義が鍵

怒賀新也 (編集部) 2017年04月12日 07時30分

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 NTTコミュニケーションズは4月11日、都内で記者発表会を開催し、サービス戦略を説明した。代表取締役社長を務める庄司哲也氏は冒頭に「顧客企業のハイブリッドなICT環境を最適化し、デジタル変革の成功に貢献するのが重点的な取り組みである」と述べている。

 海底ケーブルとデータセンターの一元的な設計や提供をはじめとしたインフラ技術の強みをベースに、ネットワークをソフトウェアで詳細に定義するサービスなどにより、差別化を図る考えだ。

NTTコミュニケーションズの代表取締役社長を務める庄司哲也氏
NTTコミュニケーションズの代表取締役社長を務める庄司哲也氏

 庄司氏は、クラウド時代のシステムの最適配置を強調。オンプレミスとクラウドの共存やクラウド化への流れ、さらに複数のクラウドサービスを組み合わせ、その上でAPI経由でサービスを組み合わせて新たなソフトウェアを開発するといった今後の企業アプリケーションの在り方を示した。

 オンプレミスやマルチクラウド環境が混在し、複雑化してく情報システムをうまく運用していくためには「セキュリティとマネジメントがますます重要になる」と庄司氏。

 そのインフラ環境の信頼性と品質を保持することを2017年の重点だとし、ソフトウェア定義技術をベースにIT環境の効率的な運用を進めるという内容で3月28日に発表していた「SDx+Mソリューション」を強化することを明らかにした。

 SDx+Mソリューションでは例えば、本社、支社、営業所、工場など世界に点在する拠点が絡むシステムにおいて、重要度の高いデータのみMPLSによるルーティングで処理し、それ以外は通常のインターネット網で通信させるといった動作をソフトウェア上で設定できる。SDx+Mソリューションの導入により、回線数を75%、年間コストを25%それぞれ削減した例もあったという。

 発表会では、NTT Comが新サービスとして「マルチDDos対策サービス」、複数のコンテンツ配信ネットワーク(CDN)を管理しながら運用できる「Software-Defined Mutli-CDN Service」も発表している。

 また、7月からは、NTT Comのサービスやパートナー企業のSaaSなどさまざまなサービスをAPI経由でつなぎ合わせてアプリケーションを構築できるようにする「API Gateway as a service」を提供することも明らかにした。

発表会で使われた資料など

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