AWS対応を強化--ハイブリッドクラウド管理基盤「vRealize」新版

NO BUDGET 2017年06月12日 13時31分

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 ヴイエムウェアは、ハイブリッドクラウド管理ソフトウェア群「VMware vRealize」の新版を6月7日に発表した。「VMware vRealize Operations 6.6」「VMware vRealize Automation 7.3」「VMware vRealize Business for Cloud 7.3」「VMware vRealize Log Insight 4.5」「VMware vRealize Network Insight 3.4」が含まれる。

 vRealize Automation 7.3とvRealize Network Insight 3.4はすでに提供を開始しており、それ以外は8月4日までに提供開始する予定。

 vRealize Suite新版は、ハイブリッドクラウド環境全体のコンピューティング、ネットワーク、ストレージ、アプリケーションサービス向けの大規模な管理とプロビジョニングを可能にする。Software-Defined Data Center(SDDC)やマルチクラウド環境向けの包括的な管理機能でインテリジェントな運用管理、ITの自動化、DevOpsに対応したIT環境に対応するという。

 運用管理ソフトウェアのvRealize Operations 6.6は、メンテナンスウィンドウ上でのリバランシングのスケジューリング機能を搭載し、ビジネスの優先度に応じて、クラスタやデータストア全体を完全に自動化させる。

 vRealize Operations最新版には「Predictive Distributed Resource Scheduler(pDRS)」機能も搭載。vRealize Operationsの分析機能と「vSphere DRS」を連携させて障害の発生を事前に予測し、競合が発生する前にワークロードの最適な配置を実現する。

 ソフトウェア制御ストレージ基盤「VMware vSAN」(旧Virtual SAN)のネイティブな管理とモニタリングが可能で、これまで必要だった管理パックを別途ダウンロード、インストールする必要がなくなった。主な新機能には、キャパシティや時間の残量、重複排除や圧縮による容量削減、vSANを搭載したハイパーコンバージドインフラ(HCI)のリソースの再利用などが含まれる。

 ネットワーク仮想化ソフトウェア「VMware NSX」に特化したネットワークの分析管理ツールの新版であるvRealize Network Insight 3.4では、新たにAmazon Web Services(AWS)のネットワークとセキュリティの機能に対応し、ユーザーは「Amazon Virtual Private Cloud」やAWSタグによるセキュリティを設定できるようになった。

 また、マイクロ セグメンテーションの設定やAWS内のトラフィックのトラブルシューティングの際に、ユーザーが定義したアプリケーションに「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」の仮想マシン(VM)を追加できるようになった。

 vRealize Network Insight 3.4の税別市場想定価格は、CPUあたり15万6000円から。AdvancedエディションとはEnterpriseエディションの2種類のエディションがある。

 ITサービス提供の自動化を担うvRealize Automation 7.3では、NSXに関連する運用が強化された。導入時やその後の本番運用を支援するロードバランシング、ネットワーク、セキュリティの機能などNSXの高度なコントロール設定が可能になった。

 新規で要求されたVMのプロビジョニング先を検討する際の意思決定をサポートする機能が改善され、ユーザーがvRealize Operations内でワークロードの配置ポリシーを設定し、vRealize Automationでそのポリシーを自動的に実行できるようになる。

 vRealize Automation最新版は、DevOps対応のIT環境でアプリケーションの配信を高速化する。IT部門は開発者が使いたいツールを提供できると同時に、アプリケーションをノートPCから本番環境へとスムーズに移行できる。

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