ファインネクスは、4月より「SAP ERP」の導入プロジェクトを開始した。同社は、スクラッチ開発した基幹システムやExcelなどの表計算ソフトで管理していたシステムを全面刷新し、2018年4月中の本格稼働を目指す。システム構築は、アイ・ピー・エスが担当する。
ファインネクスは、1969年創業の電子部品製造企業。圧造加工、複合加工技術なとで高い評価を受け、富山県を拠点として成長してきた。ベトナムやシンガポールなどに生産拠点の展開を進めており、標準原価の把握や生産計画の精緻化が求められていた。
SAP ERPの採用理由として、ERPソフトのデファクトスタンダードであることや、製造業のベストプラクティスのノウハウが蓄積されていること、一気通貫で「モノ」と「カネ」の管理ができることが挙げられている。