Cisco Systemsが先週、IoT運用プラットフォーム「Cisco Kinetic」を発表した。同プラットフォームにより、コネクション管理と「フォグコンピューティング」、データ管理に注力していく。
Ciscoによると、Kineticは「IoTイニシアティブを市場にもたらす企業の能力を合理化する」ことで、JasperのIoTプラットフォームを補完するとともに、IoT対応のプログラマブルスイッチである「Cisco Catalyst 9000」シリーズを含む、新たに発表された「The Network. Intuitive.」というアプローチを補完するものになるという。
CiscoのIoTおよびアプリケーション担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるRowan Trollope氏は、「実際のところこれは、デバイスからデータを取得するためのプラットフォームだ。Cisco Kineticの素晴らしさは、これがCisco Catalyst 9000スイッチ上で動作するとともに、既存の密閉型ルータ/スイッチインフラ上でも動作し、Ciscoが今後発表する、エッジ上に展開されるすべての新規ハードウェア上でも動作するという点にある」と述べている。
「つまりわれわれは、より多くのデータを取得する素晴らしいプラットフォームを提供するために、エッジからデバイスに至るまでの道筋をつけようとしている」(Trollope氏)
同氏によると、世界各地に散らばっている、ネットワークに接続されていないデバイス上に膨大な量のデータが「閉じ込められて」おり、Kineticによってそういったデータの取得を支援できるようになるという。
同氏は「ネットワークに接続されていない多くの世界には、大量のデータが眠っている。それらデータの収集は可能だが、そういったことはCiscoが可能にしなければならない」と述べている。
情報開示:筆者のCorinne Reichertは、Ciscoから招待を受け、ラスベガスで開催されたCisco Liveを訪れた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。