サッポロドラッグストアーは、クラウド型コラボレーションサービス「Cisco Spark」を採用。北海道を中心とした店舗と本社間の会議を効率化させた。ネットワンシステムズが6月30日に発表した。
北海道を中心にドラッグストア182店、調剤薬局10店を運営している。これまでは、隔月開催の全社会議で、北海道内の店舗責任者が一堂に会していたが、その移動や出張などに多くの時間とコストが掛かっていた。
Cisco Sparkは、チャットやビデオ会議、「Cisco WebEx」と連携したウェブ会議が可能。スマートデバイスやPCなど異なる端末でも同一の環境で利用できる。サッポロドラッグストアーでは、トライアル後の本番環境利用でも再設定することなく運用している。
Cisco Sparkの利用概要(出所:ネットワンシステムズ)
システムの利用を始めてからは、全社会議をウェブ会議で開催するようにし、店舗責任者は移動することなく各店舗や外出先で参加可能になった。さらに、店舗間や本社間の小規模の会議ではビデオ会議を用い、個別のやり取りはチャットを用いることで、場所を選ばずにコラボレーションを進められるようになった。
従業員にはスマートフォンを新たに貸与しており、店舗内や外出先など、状況に応じてPCとスマートフォンを使い分けている。同社によると、移動や出張に掛かるコストや時間を削減し、従業員の生産性向上とワークライフバランスの改善が進みつつあるという。