住友林業のRPA活用--情シス主導で導入する意義

飯田樹 2017年08月14日 07時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日本RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)協会は7月27日、国内外のRPA、つまり“ロボットによる業務自動化”の最新情報や導入事例、方法論などの情報を提供する「RPA SUMMIIT 2017」を虎ノ門ヒルズフォーラムで開催した。

 その中から、住友林業情報システム ICTビジネスサービス部 シニアマネージャー 成田裕一氏による講演「働き方改革ツールに留まらない、新たな収益を生み出すRPA活用法」の内容を一部紹介する。

住友林業グループによるRPAへの挑戦


住友林業情報システム ICTビジネスサービス部 シニアマネージャー 成田裕一氏

 住友林業情報システムの成田氏は、「RPAは利用部門やシェアードサービスを行う部門、働き方改革としての総務人事が導入することが多い」と指摘。同社が「情報システム部門が中心になってRPAを導入した」ことは珍しいのではないかと切り出した。

 同社がRPAのベーステクノロジである「BizRobo!」のパイロット版を導入したのは2015年の4月だ。短期間で安く作れるかを検証することが目的で、グループ会社である住友林業から作業を請け負っている部門に導入した。

 あえてプログラム経験のない人材を集めてパイロット試験を行い、「開発未経験者のチームができるか実証」したそうだ。

 その結果、ほとんどのRPAツールはノンプログラミングのため、プログラム未経験者でもでき、慣れるとロボットの制作速度が早くなることがわかったという。

 「メール配信専用」「会計システムログイン専用」など”細切れ”にロボットを作り、それらをつなぎ合わせることで、短時間で業務をロボ化できるというコツもつかんでいったそうだ。

 また、効果を実感するため、ロボットにより削減できた時間と金額を見せる工夫もした。

 現在は、それらの効果を記した台帳を作ってロボットを運営している。21の業務で60以上のロボットが稼働し、月間130時間以上の人手作業が削減された。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
トランザクションの今昔物語
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
「企業セキュリティの歩き方」
「サイバーセキュリティ未来考」
「ネットワークセキュリティの要諦」
「セキュリティの論点」
スペシャル
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
展望2017
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
より賢く活用するためのOSS最新動向
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
米株式動向
日本株展望
企業決算