IoT活用で道路工事の「全工程見える化」実現--岐阜県で

NO BUDGET 2017年09月07日 09時58分

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 大和ハウス工業は9月5日、同社グループ企業のフジタが、岐阜県の「平成27年度東海環状広見地区西道路建設工事」における、IoTを活用した「全工程見える化」を実現したと発表した。

 昨今は、IoT活用を可能にする「ICT建機」の導入が進む。工事現場では、法面整形や盛土転圧など仕上げ作業の一部分にのみ採用されるケースが多く、工程の部分的な効率化が進んでも、工事全体の生産性向上に寄与できないといった課題があったという。

 フジタは、土工現場の建設機械(ICT建機、ダンプトラック)・人(工事管理者、職長、オペレーター)・測量(三次元データ、ロードライト)の全ての施工情報をクラウドサービスにつなげ、施工の進行や出来形の情報が、工事管理者だけでなく職長やオペレーター、運転手など全ての現場担当者へリアルタイムに共有されるシステムを構築した。これにより、施工量では、従来比約15%の生産性向上を達成している。


「全行程見える化」適用技術

 今回構築したシステムを活用することで、各オペレーターが相互の位置情報と施工の進行およびダンプトラックの運行状況をマップ上で視覚的に把握できるようになった。これにより、連携作業がスムーズになり、建設機械の手待ち時間が大幅に短縮され稼働率が向上するという効果が確認できた。

 同工事では、現場全体の建設機械とダンプトラックの計画的かつ効率的な配置が可能となり、作業計画の日々改善と適正化が進んだ。さらに、オペレーターから作業の進行や天候などの条件に応じた建設機械の配置変更が提案されるようになった。特に切盛土の施工効率が向上し、各プロセス関係者による自主的なクラウド活用が活発になったという。また、重機始業前点検の結果がウェブ看板を通して可視化されるなど、安全管理のツールとしても利用が進んでいる。


重機土木「全行程見える化」のイメージと施工土量の変化

ICT建機の進捗状況の確認風景

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