編集部からのお知らせ
新着:記事選集「エッジコンピューティング」
PDF Report at ZDNet:「ドローン活用」

ヴイエムウェア、IBMと連携強化--1400社以上が「IBM Cloud」に移行

Asha McLean (ZDNet.com.au) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-09-13 19:43

 VMwareとIBMが、パートナーシップによって、VMwareが抱える1400社以上の法人顧客の「VMware」環境を「IBM Cloud」に移行していると発表している。対象顧客には、Honeywell InternationalやVodafoneなどの有名企業も含まれている。

 両社は現地時間9月12日、スペインのバルセロナで開催中の「VMworld Europe 2017」で発表を行い、このパートナーシップについて説明した。VMwareベースの既存のワークロードを、運用を変えたり、アプリケーションのアーキテクチャを変更したり、セキュリティポリシーを再設計したりすることなく、オンプレミスからクラウドへ移行する課題に取り組んでいるという。

 両社によれば、これによって、VMwareベースのワークロードをクラウドで実行しながら、IBMのAIやアナリティクスのサービスを利用することができるようになるという。

 IBM CloudのゼネラルマネージャーFaiyaz Shahpurwala氏は、「ほとんどあらゆる業界の企業が、クラウドを使った刷新と、新たな事業機会の創出を求めている」と述べている。「IBMとVMwareのパートナーシップによって、1400社以上の企業を、素早く簡単にクラウドに移行することが可能になり、ワークロードの規模を安全に拡大したり、IBM Cloudが提供する、AI、データおよびアナリティクス、IoT、サーバレスなどの豊富なサービスをフルに利用できるようになる」

 Honeywell InternationalのPerformance Matrials and Technology部門は、同社の提供する「Open Virtual Engineering Platform」の基礎としてIBM Cloudを選択したことで、同プラットフォームのユーザーは、IBMのクラウドベースの環境でエンジニアリングプロセスの構築やテストを行えるようになると述べている。

 またHoneywell Process Solutionsの社長Vimal Kapur氏は、IBM Cloudへの移行によって、Honeywellはクラウドで既存のツール、テクノロジ、運用プロセスを利用するとともに、HyTrustとIntelが提供するデータ保護機能とセキュリティ機能も利用できるようになると述べている。

 Kapur氏は、「Honeywellは、製造オペレーターや工場オペレーターが、効率性、生産性、信頼性、安全性、セキュリティなどの課題によりよく対応できるような未来のテクノロジを開発している」と説明した。

 「IBMとVMwareのパートナーシップによって、Honeywellは、Open Virtual Engineering Platformのような新たな産業オートメーション技術を、世界中の顧客に提供できるようになっている」(Kapur氏)

 さらにVodafoneとIBMは、企業がVMwareベースのワークロードを「Vodafone Hosted Private Cloud」から「IBM Cloud」に移動できる新たなサービスを発表した。

 またVMwareとIBMは、F5 NetworksおよびFortinetと協力関係を結び、パブリッククラウドでのセキュリティを強化するためのサービスを提供する。

 IBMは2017年第4四半期に、「IBM Cloud for VMware」ソリューションのポータルで、F5 Networksの仮想製品スイート「BIG-IP」の提供を開始する。また、Fortinetの仮想アプライアンス「FortiGate-NGFW」とそのバンドルサービスも同ポータルで提供される

 またIBMは同日、双方のクラウド間で、大規模なアプリケーションの移行やポータビリティを実現する「VMware HCX」テクノロジを導入すると発表した。

 2017年第4四半期には、「VMware Horizon Cloud」サービスもIBM Cloudで利用可能になる。このサービスは、新たな形のサービスとしてのデスクトップ(DaaS)を可能にする、オンプレミスのハイパーコンバージドインフラを使用したハイブリッドソリューション、あるいはIBMによる完全なクラウドホスト型のエンドツーエンドマネージドサービスとして提供される。

 IBM Cloudが、「VMware Cloud Verified」の認定を受けたことも発表された。

 またIBMは、VMware Europe 2017の場を利用して、Dell EMCと新たな契約を結んだことも明らかにした。Dell EMCの顧客は今後、IBM Cloud上のVMwareソリューションを利用できるようになる。

 ほかにも、VMware on IBM Cloud向けのSAP認定ソリューションや、IBM Cloudで利用できるSAP認定済みベアメタルサーバ関連の発表が行われている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]