大日本印刷は9月20日、サイバー攻撃と戦うホワイトハッカー(善良なハッカー)を訓練する講座の開設を発表した。
この講座は、同社が提供するサイバー攻撃対策要員育成のための「サイバーナレッジアカデミー」において、「サーティファイド・サイバー・オフェンス・プロフェッショナルコース(CCOPコース)ホワイトハッカー」として10月から実施するもの。
講座では、実践の中で試行錯誤しながら、ハッキングに必要な技術や着眼点、論理的思考などを学ぶ。ホワイトハッカー向けの上級トレーニングコースとなる。一般的な企業内ITシステムを模した仮想環境に対し、受講生が予め設定されたサイバー攻撃の課題をクリアしていく。
「CCOPコース ホワイトハッカー」 5日間コース(各回9:00〜18:00)は、2017年10月11日〜13日、19日〜20日にDNP五反田ビルで実施される。利用価格(税抜き)は1人60万円。攻撃する側の視点から自社システムの脆弱性を検査したいセキュリティ担当者や、IT分野で5年以上の実務経験のある人などが対象となる。
同社は、サイバーナレッジアカデミー関連事業で2020年度までに30億円の売上を目指す。