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調査

クラウド移行に想定以上のコストや課題も--Virtustream

Steve Ranger (ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2017-09-30 07:30

 アプリケーションをクラウドに移行することでスタッフの業務時間や費用を節約したいと考えている企業は、移行プロジェクトの規模を読み違うと、想定を超える多額の費用に悩むことになる可能性がある。

 調査会社のForrester Researchは、ある調査のレポートで、「重要アプリケーションのクラウドへの移行は、言うは易く行うは難しだ」と警告している

 「それらのアプリケーションは通常、クラウドを前提に作られておらず、アーキテクチャの多くは垂直的なスケーリングとインフラレベルの弾力性に依存している。従来型の単一クラウドプロバイダーモデルでは、莫大な費用をかけてシステムの再実装に投資するか、よりシンプルな導入手法を用いて性能低下を受け入れるかの二択を迫られることが多かった」(同レポート)

 クラウドを早期に導入した500社の企業を対象とした調査によれば、それらの企業はすでに、平均で半分近く(44%)のアプリケーションをクラウドに移行しており、今後2年間でこの割合を3分の2(62%)近くまで引き上げる計画だという。

 クラウドを早い時期に導入しようとした企業は、すべてのアプリケーションを一斉に移行しようとすることも多かったが、現在ではアプリごと、あるいは関連するアプリケーションのかたまりごとに移行するアプローチが一般的になっている。

 Virtustreamが実施した調査のレポート「Cloud Migration: Critical Drivers for Success」には、「多くの企業はクラウドを費用削減と結びつけて考えているが、クラウドへの移行に必要なリソースを見誤ると、費用が制御できなくなってしまう場合がある」とある。

アプリケーションの利用パターン

 第1の問題は、比較的よく知られている。クラウドサービスがもっとも費用対効果が高いのは、例えば1カ月に1度しか使われないシステムなどの、需要にピークが存在するアプリケーションだ。この種のアプリケーションにクラウドを利用することは、ピーク時以外は使われないサーバを置いておくよりも合理的かもしれない。ただし、コンピューティング能力の需要が予測できるアプリケーションについては、合理性は低くなる。

 レポートには、「パブリッククラウドプラットフォームは、ユーザーの要求や、リソースのセットアップに基づいて、利用量の変化や、スケールアップやスケールダウンなどが発生する利用方法が有利になるような仕組みを用意している。利用量が常に一定の場合、割引は受けられない」と述べられている。

 調査対象企業の半分近くは、重要アプリケーションをクラウドに移行する過程で、人員やテクノロジに100万ドル以上の費用がかかったと回答している。

 「アプリケーションを新しいプラットフォームに移行するために必要な人員やツールには、かなりの追加コストが必要とされる。移行に関連する費用はさまざまな形を取るが、その一部は目に見えにくい」とレポートにはある。

クラウド移行
提供:RyanKing999, Getty Images/iStockphoto

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