日立製作所とヴイエムウェアは10月19日、金融や公共分野など社会インフラ向けプラットフォームソリューションで協業関係を拡大すると発表した。オープン環境での高信頼化と長期サポート体制を整備する。
近年、市場の急速な変化に迅速かつ柔軟に対応するため、ミッションクリティカル分野のシステムにおいても、クラウドの活用やオープン系システムとの連携が求められている。クラウドやシステムとの接続性を高めるため、標準技術の利用が進んでいる。
日立が持つ高信頼化技術やノウハウと、ヴイエムウェアの仮想化ソフト「vSphere」を組み合わせた技術検証を実施する。トラブル対応の迅速化や長期サポートの提供といった新体制の構築も目指す。
まずは、2018年春をめどにVMware vSphereベースの金融システム向け高信頼プラットフォームソリューションを提供開始する。その後も、両社で連携しながら適用分野を拡大していくとしている。