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ユニアデックス、vSAN中核HCIに参考構成例--マルチベンダー製品を活用可能

NO BUDGET

2017-09-29 17:08

 ユニアデックスは9月28日、「VMware vSAN」を中核としたハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)のリファレンスアーキテクチャである「UniFlex Hyper Converged (UniFlex HC)」を発表した。同日から提供を開始した。

 リファレンスアーキテクチャは、ユースケースや規模にあわせて必要となるソフトウェアとハードウェアを最適に組み合わせた参考システム構成例。UniFlex HCは「VMware vSAN Ready Node」というテスト済み認定ハードウェアで構成された、vSAN用検証済みサーバ構成であれば、拡張時に他のメーカー製品を混在させても、ユニアデックスのマルチベンダーサポートサービスと組み合わせることでワンストップサポートを受けられる。

 ハードウェアに依存したソフトウェアライセンスを搭載していないため、ソフトウェアライセンスが重複しない。一部のHCIは既存のハードウェアにいくつかのソフトウェアライセンスがバンドルされているため、別途購入したライセンスと機能が重複することがあるという。

 例えば、メーカー提供のHCIにはvSANライセンスが搭載されているものがあるが、「VMware Horizon」のAdvancedやEnterpriseにはvSANライセンスが含まれているため、ライセンスの重複を招くことがあるという。

 中規模環境と大規模環境に適した標準構成と小規模環境に適したストレージミラー構成の2種類を用意。サーバのハードウェアはCisco Systems、Dell、Hewlett-Packard Enterprise、Lenovoの4社から選択できる。対応メーカーやモデルについては今後も随時追加していく。構成とモデル、税別価格は以下の通り。

標準構成

 サーバ3台の実行環境を基本構成とし、最大64台まで増設可能。この構成には、サーバ仮想化向け大規模、中規模の2モデルとクライアント仮想化(VDI)向けの大規模、中規模の2モデルがあり、合計4モデルが提供される。価格は、サーバ、10Gスイッチ、ライセンス(ゲストOSを除く)、導入費用の合算。

  • サーバ仮想化:
    40VMの中規模モデルで2010万円~
    80VMの大規模モデルで2180万円~
  • クライアント仮想化:
    100VDIの中規模モデルで1970万円~
    200VDIの大規模モデルで2970万円~
標準構成のイメージ(出典:ユニアデックス)

ストレージミラー構成

 サーバ2台の実行環境と管理用サーバを基本とする固定構成。サーバは増設できないが、2台のサーバ間のネットワークを10Gで直接接続することで仮想SANを構成するためスイッチは不要となる。この構成では、VMの小規模モデルとVDIの小規模モデルの2モデルを提供される。価格はサーバ、ライセンス(ゲストOSを除く)、導入費用の合算。

  • サーバ仮想化:20VMの小規模モデルで1000万円~
  • クライアント仮想化:50VDIの小規模モデルで1140万円~
ストレージミラー構成のイメージ(出典:ユニアデックス)

 一般的な仮想化基盤では、サーバと共有ストレージアレイをSANで接続して、さらにネットワークも構築するといった複雑な構成が必要となる。特に、複数台のサーバでストレージを共有する構成では、I/Oボトルネックの推測、拡張時を見据えた最適な設計、障害発生時の対応など規模が拡大するにつれ運用管理面の課題も多様化している。

 そこで注目されているのがHCIだ。HCIでは共有ストレージアレイを使わず、サーバに内蔵されたストレージをソフトウェアで仮想化、抽象化する。これにより、単一のストレージプールとして利用できるため、SSDやHDDを内蔵したサーバを並べていくだけでスケールアウトできるシンプルで高密度なシステムを構築できると言われている。

 省スペース、省電力であることに加え、物理的に故障する部品点数が少なくなるため、運用保守の面でも複雑性が軽減できる。HCIはシステム全体としての総所有コスト(TCO)を削減できるなど、従来の仮想化基盤が抱えている課題に対し、さまざまなメリットがあるとされている。

 HCIは一般的にアプライアンス製品として販売されることが多く、短期間で導入できるメリットがある。だが、増設時やマイグレーション時に他メーカー製品を混在させることが難しく、オープン化のメリットをなくしてしまう懸念がある。また、多くのHCIは基本最少構成が3台から始まるため、中規模構成や大規模構成の段階的な導入には適している反面、小規模構成ではオーバースペックとなることがあり、初期コストの負担が導入のハードルとなっている。

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