Ciscoが、Perspicaを買収する計画を発表した。買収したAppDynamicsをデータ分析の分野で強化していく。
CiscoはPerspicaの買収について、「AppDynamicsのビジョンを支え、加速させるための最初の買収」と公式ブログで述べている。
買収金額などの詳細は明らかにされていない。
Ciscoは2017年1月、37億ドルでAppDynamicsを買収する意向を発表した。
AppDynamicsは、アプリケーションの性能とビジネス指標をモニタリングするためのエンタープライズプラットフォームを提供している。CiscoはAppDynamicsのポートフォリオを利用してモニタリングツールを提供し、Ciscoが自社でもつネットワーキングやデータセンターソリューションと組み合わせる計画だ。Perspicaが加わることで、大量のデータを分析するための土台がもたらされる。
Perspicaのソリューションにより、機械学習を利用したデータ分析が可能となる。AppDynamicsと連携することで「さらに機械学習の機能を活用して大量のアプリケーション関連のデータをリアルタイムでビジネスのコンテキストに合わせて分析できる」ようになるとしている。
つまり、CiscoはPerspicaとAppDynamicsを合わせることで、エンタープライズ顧客が、収集したデータから強みと弱点のある分野や、ビジネスに不可欠なパターン、トレンドなどを引き出し、さらなるコストパフォーマンスをもたらすとともに、データからより精度の高い適切な結果を得られるようしたいと考えているようだ。
この買収はCiscoにとって200社目となる。買収は規制当局の承認などの手続きを経て、2018会計年度第2四半期に完了する見通しだ。Perspicaのチームは、Applications Groupでシニアバイスプレジデントを務めるDavid Wadhwani氏が率いるCiscoのAppDynamicsグループに加わる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。