Googleは米国時間11月30日、Intelの元幹部であるDiane Bryant氏を「Google Cloud」担当最高執行責任者(COO)として迎え入れると発表した。
Bryant氏はテクノロジ業界で30年以上にわたる経験を有しており、直近ではIntelのデータセンターグループ責任者を務めていた。Bryant氏は同グループを5年間率いた後、2017年に入ってから休職していた。Intelのデータセンターグループは同社にとって重要な役割を果たすようになってきており、2016年の売上高は170億ドル(約1兆9000億円)にのぼっている。GoogleのGoogle Cloud担当シニアバイスプレジデントであるDiane Greene氏がブログに投稿した記事によると、Bryant氏はIntelのデータセンター事業を拡大し、クラウドコンピューティングの浸透や、ネットワークの仮想化、人工知能(AI)といった分野への注力で大きな役割を果たしたという。またBryant氏は、データセンターグループ責任者に就任する前、Intelの最高情報責任者(CIO)を4年間務めていた。
Googleは今や、競争力のある機能を有した定評あるクラウド事業を展開しており、Amazon Web Services(AWS)も一目置くほどになっている。このため同社は、より多くのCIOにリーチし、法人向け販売を強化していくうえで貢献できるBryant氏のような幹部の経験から利益を得ることができるはずだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。