
Microsoftが2018年の最初に発表した買収は、ファイルストレージベンダーのAvere Systemsだ。
Microsoftは米国時間1月3日、ペンシルべニア州ピッツバーグを拠点とするAvere Systemsを買収する意向を発表した。買収金額は明らかにされていない。
Avere Systemsは、ハイブリッド環境におけるコンピュータやストレージへのアクセスを高速化するファイルシステムおよびキャッシングの技術を開発してきた。クラウド環境やハイブリッド環境、オンプレミスの環境で稼働するWindowsならびにLinuxクライアント向けに、NFSおよびSMBファイルストレージを提供している。
Avere Systemsの技術は、大規模なコンピュータ処理を行うメディア業界やエンタテインメント業界などの顧客を対象としている。
買収に関するMicrosoftの発表によると、Avere Systemsは、Sony Pictures Imageworksや米国議会図書館、ジョンズ・ホプキンス大学、Teradyneなどの顧客を抱えているという。
Avere Systemsの社長兼最高経営責任者(CEO)であるRon Bianchini氏は、買収について述べたブログ投稿で、同社の技術は「Microsoft Azure」と緊密に統合されると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。