知られざる入札市場の魅力

年間22兆円の巨大市場--入札マーケットの魅力 - (page 3)

小林伸輔(うるる)

2018-01-31 08:16

都道府県別機関数

 入札案件は首都圏だけではなく、全国の公共機関からほぼまんべんなく公示されている。図表7は「入札情報速報サービスNJSS」で情報収集対象としている都道府県別機関数のランキングである。


図表7

 これを見ると、首都圏の企業だけではなく、地方の企業にも平等に入札のチャンスがあることがわかる。

 ここまでで「新規参入から2年以内に数百万~数千万円規模の案件を落札できる可能性が高い」「入札は都道府県に関係がない」ということをわかっていただけたと思うが、入札に参加をするためには資格の取得、入札の種類に応じた準備、入札公示情報の把握など、いくつかステップが存在する。これらは順を追って実施すれば、入札歴に関係なくどんな企業でも問題なく実施できる。

 次回は、入札資格の取得方法や入札案件情報収集の具体的な方法について解説する。

小林伸輔
株式会社うるる 取締役
1980年 北海道札幌市生まれ。上場会社にてトップセールスを獲得した後、2007年 株式会社うるるに参画。「入札情報速報サービス NJSS」の立ち上げや事業拡大を担った後、現在は当社の人事・広報管掌を担う。学生向けに営業講習会を手掛けるなど、若手育成にも力を入れている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]