調査会社IDCは米国時間1月17日、「Worldwide Quarterly Cloud IT Infrastructure Tracker」を発表した。同調査結果によると、サーバやストレージ、ネットワーキングといった情報テクノロジインフラへの支出において、クラウドの比重が高まっているという。
2017年のITインフラへの支出ではクラウド関連が前年比20.9%増の465億ドルになると見込まれるという。その一方、非クラウド関連のITインフラへの支出は前年比2.6%減となるが、依然として全体の57.2%を占める見込みだという。
とは言うものの、以下の点に目を向ければ、ITインフラへの支出のうちクラウド関連が増えていくのは明らかだ。
- 2017年における非クラウドのITインフラへの支出は57.2%になると見込まれるが、この比率は前年の62.4%に比べると減少となる。
- パブリッククラウドのデータセンターは、クラウド関連のITインフラ支出の大多数(65.3%)を占めることになる。
- 2017年のITインフラ支出におけるパブリッククラウドの成長率は26.2%となる。
- オフプレミスのプライベートクラウドへの支出は、ITインフラへの支出の13%になる。オンプレミスのプライベートクラウドへの支出は、プライベートクラウドへの支出の62.6%を占める見込みだ。
- クラウド環境では、2017年におけるネットワーキング関連の支出とコンピュート関連の支出はそれぞれ22.2%と22.1%になり、ストレージへの支出は19.2%成長する見込みだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。