Gartnerの調査によると、2018年の世界IT支出は、IoTやビッグデータ、人工知能(AI)、ブロックチェーンといったテクノロジの普及によって、前年比4.5%増の3兆7000億ドルに達するという。
同社によると、2018年にはブレグジット(英国のEU離脱)をめぐる潜在的な影響や、通貨の変動、世界規模の不況の可能性といった不確定要素が見え隠れしているものの、企業は今後数年の間、売上高の増加を目指してIT関連への投資を続けていくという。
Gartnerの分類では、2018年にエンタープライズソフトウェアへの支出は前年比9.5%という最も大きな伸びを見せ、3890億ドルに達するという。また同社は、財務管理や人事管理、アナリティクスといった分野におけるSaaSにより多くの予算が割り当てられるようになるとコメントしている。
2018年には、ITサービスへの支出が前年比5.5%増の9850億ドルになる。なお、2018年のIT支出で最も大きな割合を占めるのは通信サービスだ。
2018年におけるデバイス分野への支出は、前年比5.6%増となる見通しだ。またAppleの「iOS」デバイスは9.1%の出荷増が見込まれている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。