Microsoftは米国時間3月5日、ワシントンD.C.で開催された「Government Tech Summit」で「Microsoft 365 for US Government Cloud」について発表した。
Microsoft 365 for US Government Cloudは「Windows 10」「Office 365」「Enterprise Mobility + Security」(EMS)をバンドルした米政府顧客向けの製品で、「Microsoft 365」ファミリに新たに加わる。Microsoft 365には、SMB、エンタープライズ、教育、顧客サービスなどに向けたバンドルが用意されている。
Microsoftは政府向けに3種類のクラウド環境を提供している。全てのデータは米国内で、そして独立した物理インフラで、隔離して保存されている。「Government Community Cloud(GCC)」は州、地方、連邦レベルの民間政府機関向け、「GCC High」は高度に機密な状況で航空、防衛業者などと取引を行う政府顧客向け、「DoD」は米国防総省などの機関向けとなる。
またMicrosoftは5日、「Azure Stack」ハイブリッドクラウド製品を米政府ユーザー向けに「近いうち」に提供することも明らかにした。
Microsoftはすでに「Microsoft Azure Government」を米政府顧客やパートナー向けに提供している。Azure StackがAzure Governmentクラウドに統合され、アイデンティティ、サブスクリプションやバックアップ/災害復旧(DR)、「Azure Marketplace」などで連携する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。