Microsoftが7月のパートナーイベント「Microsoft Inspire」で発表した「Microsoft 365 Business」バンドルが、米国時間8月2日よりパブリックプレビューとなる。
Microsoft 365 Businessは最大ユーザー数300人の小・中規模向けバンドル。「Office 365 Business Premium」、「Enterprise Mobility + Security」の一部機能、「Windows 10」へのアップグレード権を組み合わせたもので、Windows 7または8.1、またはWindows 10 Proを搭載するPCで利用できる。なお、MicrosoftはInspireで、Microsoft 365 Businessのほか、「Microsoft 365 Enterprise」も発表している。
Microsoft 365 Businessに含まれているWindows 10のバージョン名は、「Windows 10 Business」だ。InspireでMicrosoftは、Windows 10 Pro、Windows 10 Sをどのように提供するのかを話す際に、Microsoft 365 Businessについて説明した。それによると、Windows 10 BusinessはMicrosoft 365 Businessでのみ利用できるもので、Windows 10 Proと「Windows Defender Security Controls」、「Windows AutoPilot」などが含まれるという。
Microsoft 365 Businessは1ユーザーあたり月額20ドル。参考までにOffice 365 Business Premiumは1ユーザーあたり月額12.5ドルとなっている。
MicrosoftのMicrosoft 365についてのFAQ欄によると、パブリックプレビュー期間は費用がかからないが、Office 365のサブスクリプション料金は引き続き支払う必要があるという。Licensing School UKのFAQによると、プレビューはOffice 365が提供されている市場の既存顧客、それに新規顧客が利用できるとのことだ。
パブリックプレビューへの参加は、Microsoft 365 Businessの製品ページから可能だ。
MicrosoftはMicrosoft 365 Businessを2017年内に一般公開(GA)扱いにする計画だ。Microsoft 365 Businessは、MicrosoftのCloud Solutions Providerチャネルから提供されるほか、Microsoftから直接購入もできる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。