Microsoftは米国時間3月20日、次期「Windows Server」(「Windows Server 2019」)の初のプレビュービルドを公開した。
このリリースをテストするには、「Windows Insider Program」に登録する必要がある。正式版は2018年(暦年)後半、Windows Serverの次期機能アップデート(1809)と同時期にユーザーに提供される予定だ。1809は2018年10月にリリース予定とみられる。
Windows Server 2019は、「Long-Term Servicing Channel」(LTSC)としてリリースされるWindows Serverの次期バージョンになる。Windows Serverの現行のLTSCリリースは「Windows Server 2016」だ。
Microsoftは、「SQL Server」や「SharePoint」などのワークロードを実行したい管理者に対して、Windows Serverの「Semi-Annual Channel」バージョンではなく、LTSCバージョンを選ぶことを推奨している。
Windows Serverのオンプレミス/LTSCバージョンには、過去にSemi-Annual Channelバージョンで初めて登場した機能が含まれるとMicrosoftの関係者は以前話していた。Windows Server 2019に関する20日のブログ記事で、Server 2019向けに予定されている機能の一部が説明されている。
以下の機能が含まれる。
- 「Windows Defender Advanced Threat Protection」(ATP)サービスがWindows Server 2019にも追加される。(ATPは、「Windows 7」「Windows 8.1」のサポートも追加する予定だ)。
- 「Windows Subsystem on Linux」が(「Windows 10」と同様に)Windows Server 2019にも組み込まれる。
- LinuxコンテナをWindows Server 2019で実行できるようになる。
- Windows Server 2019で「Server Core」のベースイメージのサイズがさらに縮小される。
- Windows Server 2019ホストを「Kubernetes」で管理できる。
- Windows Server 2019以降、「Project Honolulu」 (Windows Server向けのグラフィカルな管理ツールで、以前よりプレビュー段階にある)をハイブリッドクラウドの管理でさらに活用できるようになる。
Microsoftは、今回のWindows Server 2019のプレビューリリースの新機能やWindows ServerのSemi-Annual Channelリリースなどについて、ブログ記事で説明している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。