アイ・ティ・アール(ITR)は6月19日、国内のマネージドEDR(Endpoint Detection and Response)サービス市場規模推移および予測を発表した。
2017年度の同市場は、売上金額が3.5億円で前年度比2.5倍となるることが分かった。また同市場の年間平均成長率は2017〜2022年度までの5年間で70.2%と急速に成長すると予測している。
マネージドEDRサービス市場規模推移および予測
マネージドEDRサービスは、セキュリティサービスベンダーが企業ネットワークに接続しているPCなどの端末にEDRエージェントをインストールし、SOC(Security Operation Center)で監視・分析を行い、マルウェアの検知や端末の隔離などの調査および迅速な対応支援を行うもの。
ITRは、今回の調査結果の背景には、国内企業のセキュリティ関連のリソース不足があるとしている。そして自社でEDRを運用することは非常に負荷の高い作業となるため、マネージドEDRサービスを利用する企業は、今後さらに増えていくと予想している。