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海外コメンタリー

機械学習を企業で最大限に生かすには--4人のリーダーに聞く

Mark Samuels (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2018-07-06 06:30

 機械学習は、企業の業務プロセスの自動化や、収集した莫大なデータに基づく賢明な意思決定に役立つと期待されている。その結果、鋭い知見や業績の向上が得られる可能性がある。しかし機械学習や人工知能(AI)は、多くの企業にとってまだ新しい技術であり、試験的なプロジェクト以上の試みを進めている企業は少ない。では、機械学習をどう使えばビジネスメリットを生み出すことができるのだろうか。この記事では、4人の専門家から機械学習を最大限に活用するためのベストプラクティスについて話を聞く。

1.実験を行い、人間の能力を底上げする

 Dentsu Aegisの最高情報責任者(CIO)Gideon Kay氏は、同氏が進めている機械学習に関する取り組みでは、自動化に力を入れていると話す。その目標は、同社の広告スペシャリストが抱えている顧客が、どんなコンテンツが共感を得られ、世界中の適切な消費者にどう情報を届ければよいかを突き止める手助けができるアルゴリズムを作ることだ。その応用分野の1つに、Kay氏が「メディアミックスモデリング」と呼ぶものがある。

 「ある製品の広告をテレビに流す場合、特定の時点で、特定の消費者の需要に影響を与える要因を理解できれば、どの広告枠を押さえるべきかを知る役に立つ」と同氏は言う。「わが社では機械学習を使って、その領域における分析を支えるアルゴリズムと機能を構築している」

 Dentsu Aegisは、そのプロセスでさまざまな機械学習テクノロジを使っているとKay氏は述べている。使われているサービスの一部は、Microsoft、Amazon、Googleを含む同社のクラウドパートナーが提供するものだ。また同社は、シンガポール政府と共同で同国にグローバルデータイノベーションセンターを設立し、機械学習の機能の充実に役立てようとしている。

 「機械学習技術は発達の初期段階にある。この技術の応用について大げさなことを言っている人も多いが、技術の中身を見てみれば、実際にそれを実現できているわけではない。わが社は今そこにある技術を使っている。われわれがやっているのは実験で、その成果は使われてはいるが、大規模にではない。現在の状況は、試験的な段階と主流になった段階の間のどこかだ」と同氏は言う。

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