ドリーム・アーツは6月20日、クラウドサービス「Shop らん」の最新版の提供を開始すると発表した。
「Shop らん」は、流通・小売業の多店舗チェーン運営を支援するクラウドサービスで、導入店舗数約3万5000店、利用人数は約53万人(海外含む)となっている。
最新版では、パワーアップした「“新”商売カレンダー」が利用できる。従来の「商売カレンダー」では、本部から店舗へ販促イベントや商品投入のスケジュールをそれぞれ個別に表示していた。
今回のバージョンアップでは、キーワード設定によって売り場や施策単位で情報が整理されるようになる。従来も、本部指示をいつ実施するかの把握までは容易だったが、「“新”商売カレンダー」では売り場や販促施策を1つの流れで把握することができる。
“新”商売カレンダーの「スーパーマーケット」と「アパレル」の利用イメージ
スーパーマーケットなどでは、指示やお知らせに「エンド(陳列棚の両端部分)」「ワゴン」などのキーワードをつけることで、「売場」エリアには棚の単位ごとの情報が整理されて表示されるようになる。
アパレル店舗などでは、「リゾートウェア」や「ボーナス商戦」といった施策ごとのキーワードを設定すると、カレンダーの「販促」エリアに施策ごとの情報がイベントなどの単位で分かりやすく表示され、異なる施策が同時進行していても、情報を混同する心配がない。