食用油脂製造の不二製油は7月2日、同社の情報システム部門機能と要員、業務を富士通子会社のITマネジメントパートナーズに移管すると発表した。今後はITマネジメントパートナーズが不二製油の情報システム部門の立場で同社へのITサービス提供を継続するとしている。
今回の移管で不二製油は、情報システム部門の運用・保守業務の効率化を図り、企画業務へのシフトを進めることで、人工知能(AI)やIoTをいち早く経営および事業へ直接貢献できる体制を構築すると説明。また富士通のIT人材育成プログラムを活用してIT全般の最適化を図り、ITによるイノベーション強化を目指すとしている。なお情報システム部長は、不二製油としてのITマネジメントパートナーズ担当部長を兼務するという。
富士通は、ITマネジメントパートナーズを通じて不二製油と関係強化を図り、IT業務を統合的にサポートする中で、食品業界の業務ノウハウを習得し、食品業界向けソリューション開発などへの展開を目指すと表明している。