日本ヒューレット・パッカード(HPE)が「HPE ProLiant for Microsoft Azure Stack Gen10」の提供を開始すると発表した。Microsoft Azure Stackに対応する新製品で、Intel Xeonプロセッサを搭載したサーバ「HPE ProLiant DL380 Gen10」を採用している。
併せて同社は、Microsoft Azure Stackの導入・運用を容易にするコンサルティングサービスも提供を開始する。
新製品は、従来比でストレージ容量を50%増加し、1ノード当たり最大120テラバイトの物理容量まで対応できる。また、メモリ帯域幅も最大66%増加した。「Silicon Root of Trust」技術により、サーバのファームウェアを不正に書き換えるサイバー攻撃などを防ぐほか、統合システム監視ソリューション「HPE OneView」を利用してシステム全体の監視やタスクの自動実行も可能とする。
コスト面では、HPEのオンプレミス型従量課金サービス「HPE GreenLake Flex Capacity」を活用することにより、ハードウェアの初期導入費用をパブリッククラウドのように月額課金化することも可能だ。
新製品の最小構成価格は5134万5600円から。HPE Azure Stack導入コンサルティングサービスは、個別見積りとなる。