日興通信は7月2日、自社のシステム開発用ネットワーク基盤にNECのSDN(Software Defined Networking)ソリューションを導入し、9月に運用を開始すると発表した。
同社が導入したのは、NECのSDN対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」を中核としたSDNソリューションで、システム開発環境の構築におけるリードタイムの削減やセキュリティレベルの向上を目的にしている。
このソリューションの導入でネットワーク全体をソフトウェアにより一元管理し、仮想ネットワーク(VTN)を柔軟かつ迅速に構築できる。これによって、システム開発環境を構築するリードタイムを40%削減することが見込まれている。
またセキュリティについては、用途別のVTNにより、必要なセキュリティレベルを担保できるようになる。今回NEC製品とともに、トレンドマイクロのネットワーク型脅威対策製品「Deep Discovery Inspector(DDI)」、ネットワーク連携セキュリティ対策製品「Trend Micro Policy Manager(TMPM)」を導入した。これらの連携により、セキュリティインシデントの発生時に、被害端末を自動遮断し、被害範囲を最小化できる。