ファーストサーバは7月9日、レンタルサーバサービス「Zenlogic」で6月19日から続いている障害についての状況を発表した。7月6日午後8時から全サービスを停止してメンテナンスを行っているが、9日午後3時の段階でも復旧のめどが立っていない。
同社によると、障害はZenlogicの提供基盤の1つとして利用しているヤフーのIaaS環境で、6月19日の午前9時15分ごろに発生。ストレージシステムに高負荷が発生してサービスが断続的に利用できなくなっており、7月9日午後1時の時点でも高負荷状態が続いているという。
障害発生時から7月6日までは、ヤフーがストレージシステムの増設やパラメータ変更などを実施して問題の解決を試みたが障害が解消されず、同午後8時から最長で9日午前8時までとしたメンテナンスでも解決せず、メンテナンスの終了見込みが「未定」に変更された。
9日午後3時点でサーバの設定画面「コントロールパネル」の機能は再開したが、メールの送受信やウェブサイトの閲覧、ファイル転送が利用できないままとなっている。同社はヤフーと連携し、引き続き原因調査と代替サービスの提供を含む対策に当たっているが、9日中にめどを示すことは極めて難しい状況だと説明している。
2018年7月9日午後3時段階のステータス