Microsoftは、NVIDIA製GPUを利用するプロジェクトを対象として、「Microsoft Azure」に新たなレベルのサポートを追加した。ディープラーニングなど高性能コンピューティング(HPC)のワークロードを実行している利用者は、その恩恵を受けられるかもしれない。MicrosoftとNVIDIAは、GPUで加速されたソフトウェアを使えるようにあらかじめ設定されたコンテナを利用すれば、データサイエンティストや開発者、研究者は、HPCのタスクを実行する前にインテグレーションやテストに必要な多くのステップを省略できると宣伝している。

提供:NVIDIA
顧客は、ディープラーニングソフトウェア、HPCアプリケーション、HPCビジュアライゼーションツール向けに、GPUで加速された35のコンテナを選択できる。これらのコンテナを利用できるのは、NVIDIA製GPUを搭載した以下のタイプのMicrosoft Azureインスタンスだ。
- NCv3 (1基または2基または4基のNVIDIA Tesla V100 GPU)
- NCv2 (1基または2基または4基のNVIDIA Tesla P100 GPU)
- ND (1基または2基または4基のNVIDIA Tesla P40 GPU)
NVIDIAが述べているように、これと同じ「NVIDIA GPU Cloud」(NGC)コンテナは、GPUの種類や数が違っても、Azureのあらゆるタイプのインスタンスで利用できる。「Microsoft Azure Marketplace」には、NGCコンテナの稼働に必要なすべてのものを備えた、事前設定済みのAzure仮想マシンのイメージがある。
Microsoftは米国時間8月29日、「Azureであらゆる規模のHPCクラスタを作成、管理、稼働、最適化するためのツール」である「Azure CycleCloud」の一般提供も開始した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。