Google Cloudは米国時間9月19日、企業における「G Suite」の利用状況をより詳細に把握できるようにする新たな管理者向けツール「Work Insights」について発表した。現在、ベータ版が提供されている。このツールによって、10人以上のチームにおけるG Suiteの配備状況を把握できるようになる。
同社のブログによると、このツールはデジタル変革を進めている組織にとって有益だという。組織内のチームがレガシーツールからG Suiteへと移行していくなかで、管理者はWork Insightsを活用することで、配備の進捗状況を把握し、特定アプリに関する追加訓練を必要としているかもしれない人材を洗い出すために活用できるはずだ。
さらにWork Insightsにより、チーム間のコラボレーションに関する洞察も得られるようになる。例を挙げると、営業チームとマーケティングチームのコラボレーション状況を把握し、そういったコラボレーションがミーティングを通じて行われているのか、共同で作成した文書を通じて行われているのかを判断できるようになる。
またGoogleは同日、G Suiteのセキュリティセンター内で利用できる調査ツールの一般提供開始も発表した。1月に導入されたセキュリティセンターを使用することで、セキュリティ指標を監視するためのダッシュボードが利用可能になる。今回、調査ツールが追加されたことで、セキュリティ侵害関連で既に利用可能となっている予防や検知といった機能が統合的なかたちで強化される。その結果、管理者はインシデントへの対応をドメイン全体をまたがって容易に拡張できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。