Googleは米国時間1月17日、「G Suite」に新しいセキュリティツールを導入した。組織のデータセキュリティに関するアナリティクスやインサイト、レコメンデーションをまとめ、組織やデータ、ユーザーの保護を強化できるようにすることが狙いだ。
管理者や経営幹部はG Suiteのセキュリティセンターを利用して、統合されたダッシュボードにセキュリティ指標を表示させたり、セキュリティのアナリティクスを詳細に調べて脅威を見つけ出したり、カスタマイズされたレコメンデーションに基づいてセキュリティに関するベストプラクティスを採用したりできる。
Googleは次のように述べている。「企業のデータセキュリティを容易に管理できるようにしたい。ユーザーや管理者がセキュリティを俯瞰できるようにすることが重要だ。さらに大事なのは、タームリーなインサイトに基づいて行動できるようにすることだ」
Googleは、組織の機密データや資産を保護する製品に重点を置いてきた。これまでに、機械学習を利用した高度なフィッシング検知や、「Google Drive」のデータ損失防止(DLP)機能を利用してデータの流出を防ぐツールを提供している。
2017年7月には、ユーザーのデータにアクセスできるサードパーティー製アプリを組織が制限できる機能をG Suiteに導入した。
この機能は、管理者がOAuthアプリケーションのホワイトリスト機能を使って、承認済みアプリのリストを作成できる。ユーザーは、ホワイトリストに登録されたアプリであれば、G Suiteの個人データへのアクセスを許可できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。