AMD、第3四半期決算を発表--売上高が市場予想を下回る

Natalie Gagliordi (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2018-10-25 10:31

 AMDは米国時間10月24日、2018会計年度第3四半期決算(9月29日締め)を発表した。売上高が目標を下回り、第4四半期ガイダンスがアナリストらの予想に届かなかったため、株価は株式市場終了後に23%以上下落する場面があった。

 同社の第3四半期の売り上げは前年同期比4%増の16億5000万ドル、純利益は1億200万ドル(1株あたり9セント)だった。非GAAPベースの純利益は1株あたり13セント。

 アナリストらは売上高を17億ドル、1株あたり利益を13セントと予想していた。

 AMDの最高経営責任者(CEO)Lisa Su氏はあらかじめ用意したコメントで、デスクトップ向けおよびモバイル向け「Ryzen」製品の販売が好調だったことを強調した。同製品の売上高は、グラフィックス製品の売上高の低迷を補う形となっている。

 Su氏は「われわれは、5四半期連続で前年同期比を上回る売上高を達成しており、純利益の成長は主にRyzenや『EPYC』、データセンター向けグラフィックス製品の採用が加速したことによる」と述べた。

 そして同氏は「第3四半期は、グラフィックス製品のチャネル販売が低迷したものの、クライアント向けおよびサーバ向けプロセッサの販売は大きく伸びた」と続けた。

 セグメント別では以下のようになっている。

  • コンピューティングおよびグラフィックス:売上高は前年同期比12%増の9億3800万ドル。AMDによると、流通在庫の多さが原因で予想を下回る成長となったという。
  • エンタープライズ向け製品および埋め込み製品、セミカスタム製品:売上高は前年同期比5%減の7億1500万ドル。AMDによると、セミカスタム製品と知的財産(IP)関連の売上高が低迷したことが原因だという。
提供:ZDNet.com
提供:ZDNet.com

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    生成AIをビジネスにどう活かす?基礎理解から活用事例までを網羅した実践ガイド

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]