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記事まとめ「テレワーク常態化で見えたこと」

Linux開発コミュニティのトップに復帰したトーバルズ氏に聞く--CoCへの考え、休養期間

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎

2018-10-26 07:30

 Linus Torvalds氏はスコットランドで開催された「Open Source Summit Europe」に合わせて開かれた「Maintainer Summit」に参加し、約40人のLinuxの中心的な開発者と議論した。この会合のあと、筆者はTorvalds氏にインタビューを行い、Linux開発コミュニティのトップへの復帰や、新しく導入されたLinuxの「Code of Conduct:CoC」(行動規範)、「Berkley Packet Filter」(BPF)がLinuxに与えている影響などについて話を聞いた。

現在の状況は?

 Torvalds氏がLinux開発の中心人物として復帰した。

 同氏は、「これから普段のマージウィンドウの活動を始める」と述べている。ただし、これまで通りではない点もある。Torvalds氏は、「われわれは、今ではGreg(Kroah-Hartman氏)が私のカーネルツリーへの書き込み権限を持っていることについて議論し、このまま負荷を分散させる方が楽になるという話になった。これからさらに議論して、もう1人メンテナーを追加するかもしれない」と述べている。

 つまり、安定版カーネルのメンテナーであるKroah-Hartman氏は、今後Torvalds氏が担当している最新の開発版カーネルにも発言権を持つことになる。今後、さらに負荷を軽減するため、Torvalds氏の開発版カーネルコードツリーへの書き込み権限を持つメンテナーが増える可能性もある。

 実際にどうなるかは今後の展開次第だ。

 Torvalds氏は今後について、少なくとも現時点では「マージウィンドウに関しては、これまでどおりを維持するよう努力するつもりだ(例外はマージウィンドウの開始時期に私が出張している場合だが、マージウィンドウの最初の数日は忙しくなることが多いので、通常はそうならないようにしている)」と述べている。

開発活動から離れている間、Torvalds氏は何をしていたのか

 Torvalds氏は、「私の態度は一部の人を傷つけ、その人々をカーネルの開発から排除してしまった可能性もある。私はその態度を変えなければならない」として、一時的にLinuxカーネルの開発から身を引いていた。同氏はその際、「休みを取って、他人の気持ちを理解したり、適切に反応する方法を学ぶための助力を得たい」と述べていた。

 その後、Torvalds氏はどうしていたのだろうか?

 同氏は、「このプロセスには時間がかかると考えているが、とりあえず今はメールにフィルタを設定している(現在のフィルタはかなり簡単なものであり、必要が生じた場合や、自分が遠回しな暴言を編み出したような場合には、フィルタを拡張したり、修正したりするかもしれない)。また、専門家と週に1度話をしていたが、現在は出張のためにそのスケジュールが狂っている」と述べている。

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