多くの組織がIT技術者とプロジェクトマネージャー向けの認定資格を提供するが、人材紹介会社Robert Half Technologyの報告書「2019 Technology & IT Salary Guide」によると、労働市場がひっ迫する今、従業員の大幅な昇給につながるものもあるという。だが、追求すべき認定資格を見極めるのが難しい場合もある。
米TechRepublicの独自調査によると、認定資格は従業員にとって価値のあるものだ、と12人のITリーダーのうち10人が述べたという。さらに、実務経験に勝るアピールポイントはないが、認定資格は従業員の能力を測るベンチマークとしての役割を果たす、と多くのITリーダーが考えている。
Robert Half Technologyの報告書によると、ITリーダーの約43%は、人材を見つけるのが難しいポジションを埋めるとき、給料や報酬パッケージを積極的に増額する用意があると述べている。
同報告書によると、最も需要の多い技術的スキルと専門知識には、「.NET」「Angular」「Apache Spark」、人工知能(AI)、ブロックチェーン、「C#」、クラウドおよびSaaS、「Golang」「Hadoop」「Java」「JavaScript」、機械学習、「Microsoft SQL Server」「PHP」「Python」「R」「ReactJS」および「React Native」「Ruby on Rails」「SAS」「Swift」などが含まれるという。
最も高く評価されているとRobert Half Technologyが述べている技術資格は以下の通りだ(アルファベット順)。
- Agile and Scrum
- AWS Certified Solutions Architect(AWS認定ソリューションアーキテクト)
- Certified Ethical Hacker(CEH)(認定ホワイトハッカー)
- Certified Information Systems Security Professional(CISSP)
- Cisco Certified Network Associate(CCNA)
- Cisco Certified Network Professional(CCNP)
- CompTIA A+
- Global Information Assurance Certification(GIAC)
- IT Infrastructure Library(ITIL)
- IT Service Management(ITSM)
- Microsoft Certified Solutions Expert(MCSE)(Microsoft認定ソリューションエキスパート)
- MCSE: Cloud Platform and Infrastructure」(MCSE:クラウドプラットフォームとインフラストラクチャ)
- Project Management Professional(PMP)(プロジェクトマネジメントプロフェッショナル)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。