TRANSIBLEは、一部ウェブサイトのサーバを「Oracle Cloud Infrastructure」上に構築した。「Oracle Service Cloud」と組み合わせ、カスタマーサービス機能の拡充を図る。
TRANSIBLEは、全国約2000万件超の賃貸物件を掲載する不動産検索サイト「akibaco」を運営する企業。より安全な環境でウェブサイトを構築し、カスタマーサービスを充実させるため、今回の導入に踏み切った。
Oracle Service Cloudの人工知能(AI)機能を活用することで、問い合わせ頻度の高い質問への回答を優先的に表示し、利用者の自己解決を促進する。また、契約に関する手続き情報だけでなく、不動産を検索している利用者にとって有益な地域情報や物件探しに役立つ情報などのコンテンツを充実させていく。
同社は、今回の導入を契機に、デジタルマーケティングを支援する「Oracle Eloqua」の利用を検討しているほか、ウェブサービスに関わるログデータなどの格納先や機械学習プラットフォームとしてデータウェアハウスサービス「Oracle Autonomous Data Warehouse」、データ分析基盤「Oracle Analytics Cloud」の活用も視野に入れている。