Dropboxは米国時間1月28日、HelloSignを買収する契約を締結したと発表した。HelloSignは、電子署名ソリューションと文書ワークフロープラットフォームを8万社以上に提供し、生産性と効率の改善を支援している。買収額は2億3000万ドル(約250億円)となり、取引は2019年第1四半期に完了する見通しだ。
Dropboxによれば、日常生活の中には、口座開設やアパート購入、新規顧客との契約や従業員の雇用など、文書への署名や必要事項の記入が必要な場面がたくさんある。しかし、大勢の人が依然としてペンと紙を使用しており、非効率的でまとまりのない運用になっている。HelloSignはより迅速で優れたエクスペリエンスを実現するために、電子署名の「eSignature」、オンラインファクスの「HelloFax」、完全にカスタマイズ可能な文書ワークフローの「HelloWorks」や「HelloSign API」を含む製品スイートを提供する。
Dropboxは、シンプルで使い易く、簡単に購入できる製品の提供という共通の理念を持つ同社を買収することで、より多くの人にHelloSignのサービスのメリットを提供したいと述べている。
Dropboxは2018年11月に発表したワークフローの効率化に役立つ連携機能「Dropbox Extensions」で、HelloSignと協業している。