Microsoftは米国時間4月2日、統合開発環境(IDE)の最新版「Visual Studio 2019」を公開した。同日にはイベントも行われ、Windows向けのVisual Studio 2019とMac向けのVisual Studio 2019(「Visual Studio 2019 for Mac」)が同時に公開された。
Visual Studio 2019はVisual Studio 2017の後継で、Microsoftは2018年夏よりVisual Studio 2019の計画を公の場で明らかにしてきた。同年12月には、初のプレビューをリリースしている。
Microsoftの代表者が述べているように、Visual Studio 2019では、コーディングのコラボレーションを実現するサービスである「Visual Studio Live Share」がデフォルトでインストールされている。またユーザーの迅速なコーディングや新プロジェクトへの着手を支援するほか、デバッグ、コードナビゲーション機能なども改善されており、「Visual Studio IntelliCode」を使ったコード補完機能も利用できる。
Visual Studio 2019は、Xamarinで書かれたAndroidとiOS向けの.NETモバイルアプリ、Azureサービスで構築したクラウドネイティブアプリケーション、そしてC++などの言語で作成された通常のアプリもサポートする。
「Visual Studio 2019 for Mac」(「Xamarin Studio」を再ブランド化したもの)は、C#の新しいコードエディタ、ナビゲーションを改善するスタートウィンドウ、Dockから複数インスタンスのIDEを開く機能など、開発環境のコアを中心に改善が加わっている。Microsoftの代表者によると、Unity のデバッグの機能強化、全体の性能、信頼性、アクセシビリティの改善なども施されているという。
Visual Studio 2019の新機能やリリースノートはMicrosoftのサイトで確認できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。