Salesforceが約13年前にローンチした「AppExchange」は、ISVやコンサルティング企業のアプリが5000以上並ぶエコシステムに成長している。顧客はこれらのアプリに加え、Salesforce認定を受けたコンサルタントにもアクセスできる。顧客によるAppExchangeソリューションのインストール回数は、650万回以上に及ぶ。そんな中、同社は米国時間5月23日、顧客とアプリ提供者の両方がエコシステムを容易にナビゲーションできる新しいソリューションを発表した。
顧客側では、自社のニーズに合うコンサルタントを容易に探せる機能「Consultant Finder」を導入する。アプリ提供者側では、ユーザーがどのように自分たちのリスティングやアプリとエンゲージしているのかの洞察を得られるツール「AppExchange Partner Intelligence」を用意する。
これらの新しい機能について、AppExchageのゼネラルマネージャーを務めるWoodson Martin氏はZDNet.comに対し、「システムを使用する人の全てをスマートにするのを支援する」と目的を説明した。
「Consultants on AppExchange」を使って、ユーザーは正しいコンサルタントを見つけることができる専用の検索ツールを利用できる。AppExchangeでコンサルティングサービスを提供する企業として、Appirio、Acumen Solutions、Capgemini、Cognizant、DXC、Magnet360などがある。
Consultant Finderはガイド付き検索エンジンで、ユーザーは地域、コンサルティング企業の規模、製品、業界の専門知識などを絞り込むことができるほか、コンサルタントの評価や言語などのフィルタリングを利用してコンサルタントを見つけることができる。ユーザー評価はAppExchangeがスタートした当初から、機能の一部として提供されている。
Salesforceは、顧客はコンサルタントが専門とする領域がわかる「Expertise Tab」も導入する。
AppExchange Partner IntelligenceはSalesforceが同日発表した機能で、「Einstein Analytics」を利用した「AppExchange Marketplace Analytics」などで構成される。ISVやコンサルティング会社はダッシュボードを使ってAppExchangeユーザーがどのように自分たちのサービスやアプリを探し、使用しているのかがわかる。
AppExchangeパートナーはまた「AppExchange App Analytics」を使って、アプリの採用を追跡し、使用データを分析できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。