Dropbox Japan(千代田区)は6月20日、開発、提供するクラウドストレージサービス「Dropbox」のアップデートを発表した。コンテンツやツールなど、Dropbox上で活用できる連携SaaSを拡充。アプリへの切り替え不要でそのまま業務可能になり、“統合ワークスペース”として活用するための強化になるという。
Slack Japan(千代田区)のビジネスチャット「Slack」、ウェブ会議「Zoom Meetings」などのアプリがDropbox上でそのまま活用可能。DropboxでSlackを立ち上げずにSlackのチャンネルにファイルへのリンクを直接送信可能。Dropboxから直接Zoom Meetingへの参加や開催が可能、Dropboxのファイルも画面を共有できる。
そのままZoomを開始できるという(出典:Dropbox Japan)
Googleのドキュメント、スプレッドシート、スライドなどは、コンテンツを直接操作、共有可能。Dropboxから作成もできる。Microsoft OfficeのファイルもOffice OnlineやGoogleドキュメントでも開けるという。
かんばん形式でタスクを管理できるアトラシアン(横浜市中区)の「Trello」や、Wikiのページ、ニュース記事など、ウェブページへのショートカットリンクを作成する機能も追加している。
Googleドキュメントなどを作成できる(出典:Dropbox Japan)
他社サービスとの連携ではなく、ファイルのフォルダ最上部へのピン留め、フォルダ概要の記載、フォルダへのToDoリスト作成など、共同作業しやすくなる機能も追加している。
すべてのユーザーが利用でき、今後数週間で段階的にリリースしていく。同社は「Dropboxの歴史において最も大きなユーザー向け機能のアップデート」と表現している。これまでにドキュメント管理サービス「Nintex Workflow Cloud」や企業向けID管理サービス「Okta」など30万以上のサービスと連携している。