Microsoftは米国時間8月16日、「Windows Insider」プログラムの「Fast」リング向けに「Windows 10 20H1」のテストビルド「Build 18963」を公開した。同ビルドでは、数々の細かい機能向上が施されている。また今回、「Windows 10」の機能リリースのテストビルドとして初めて、「メモ帳」が「Microsoftストア」経由でアップデートされる独立アプリとなった。
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また、「タスクマネージャー」上でGPUの温度を監視する機能が追加された(ただし、現時点では専用のGPUカードのみが対象となっており、最新版のグラフィックドライバーが必要になる場合もあるようだ)。なお、温度の単位は現在のところ摂氏にのみ対応している。
さらに今回のビルドでは、ユーザーが仮想デスクトップの名称を変更できるようになっている。その他にも、「設定」-「アプリ」-「オプション機能」が改良されたことで、複数の選択が可能になり、操作性が向上し、リスト管理がより容易になっている。また、マウスカーソルの速度を「設定」-「デバイス」-「マウス」から設定できるようになっている。さらに今回のビルドから、アカウント画像の同期がより早く完了するようになっている。
Microsoftは「Windows検索」に対しても、アプリや設定を検索する際のスペルミスの訂正や、検索結果の精度を向上させるためのヒントといった、小規模な改良を加えている。また、「Search Home」に対する新たなルック&フィールも、より多くのWindows 10ユーザーに向けて展開が開始されている。これにより、「Windows 10 1903」と「Windows 10 1809」のユーザーも新たなSearch Homeを利用して、「トップアプリ」や「最近のアクティビティ」へのクイックアクセスが可能になる。
メモ帳は、Microsoftストアからのアップデートが可能になった。同アプリのアップデートは今後、Microsoftストア経由で利用可能になるため、MicrosoftはWindows 10の機能リリースを実施する年2回のタイミングを待たずに修正やアップデートを提供できるようになる。Microsoftはユーザーのフィードバックに基づき、メモ帳に対して少しずつ機能拡張を施している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。