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ITエンジニアの英語習得術--富士通社員が語る「成長を体感した社内研修」

大場みのり (編集部)

2019-10-06 07:00

 この連載では、英語の習得を目指しているITエンジニアや、社内研修を実施・検討している企業の担当者に英語学習でのポイントを紹介する。今回は、富士通のITエンジニア2人に話を聞いた。同社は、英語教育にとどまらずグローバル人材の育成に努め、豊富な社内研修を用意している。

 まずは、パブリッククラウドサービスのマネジメントや顧客企業へのアフター支援、クラウド間の移行支援を担当している20代後半の男性社員Bさんを紹介する。現在の業務では英語を使う機会はほとんどないそうだが、クラウドサービスの海外拠点を展開していた際は、勉強してすぐに現地データセンターへの作業依頼などで英語を使用していたという。

「英語の勉強を始めたばかりみたい」

 英語の習得を目指したきっかけは、夏季休暇を利用して1人で欧州を巡っていた時の悔しい経験です。ドイツのフランクフルトからチェコのプラハへ列車で向かっている最中、6人がけの客室で現地の大学生たちと乗り合わせました。彼らは異文化交流をするのが常らしく、日本の観光地や食べ物を紹介したり、互いにスラングを教え合ったりと、ひとしきり交流を楽しみました。

 しかし別れ際、こんな言葉を掛けられました。「(話した感じ)あなたは英語の勉強を始めたばかりみたいだけど、続けていれば必ず上手くなるから頑張って」と。彼らは好意で言葉を掛けてくれたのだと思いますが、当時もそれなりに勉強していたつもりだったので、すごくショックでした。この時まで「伝わりさえすればいい」という学習への妥協があったように感じます。そんな気持ちは見事に砕かれ、「英語を十分に習得して対等に会話したい」と強く思うようになりました。

 普段の勉強では、海外留学を視野に入れていたのでTOEFL対策本や、NHKのラジオ英会話、ビジネス英語などを利用していました。また楽しみながら勉強するため、「Netflix」の海外ドラマを日本語字幕で見た後、英語字幕で見て暗唱することにも挑戦していました。

 なぜなら、ある人が海外ドラマ「フレンズ」の全10シーズンのセリフを暗唱したところ、海外留学先でのコミュニケーションに役立ったという話を聞いたからです。実際にまねしてみたところ、文字や音声だけの一般的な教材とは違い、会話のテンポや表情などの情報も分かるので、コミュニケーションのイメージが湧いたり、場面と合わせて覚えるので頭に残りやすかったりと、高い学習効果があると感じました。

 また、仕事と両立しやすいように英会話教室には通わず、移動中などの隙間時間に英単語アプリ「究極英単語TOEIC800点」を使っていました。私の場合、モチベーションを維持して学習を続けることの方が難しかったです。この課題を克服するため、学習記録アプリ「Studyplus」で学習日や学習量を記録していました。学習量がグラフ化されたり、他のユーザーからフィードバックをもらえたりするので、達成感を得ることができ、モチベーションの維持につながりました。またゴールの設定が大事だと考え、習得後のキャリア像やなりたい自分の姿を紙に書いて自宅の部屋に貼り、常に意識するようにしました。その結果、「何のために勉強しているのか」を見失わずに済みました。

英語でハッカソンをする研修があったらいい

 社内研修で役立ったのは、「グローバルコンピテンシー養成研修(GCDP)」です。海外でビジネスをすることを目指し、グローバルマインドの向上、グローバル環境でのビジネス遂行のための異文化対応力・論理的思考力・実践的なコミュニケーション力を養成します。GCDPは、国内研修(3カ月間、2~3週間に1回)と海外研修(1週間)の2部構成で、海外において必要なマインドとスキルを英語で学び、その後は富士通の海外拠点に滞在して、学んだことを実践します。海外研修を実施する国には、インド(プネ、チェンナイ)、フィリピン(マニラ)、アメリカ(ハワイ、カリフォルニア)があり、私はチェンナイに行きました。

 国内研修では、学んだことを即座にアウトプットするという授業形態により、理解を深めることができます。その結果、「早く現地で実践したい」という気持ちになりました。海外研修では、現地社員や市民の方々とのやりとりを通して、それまで学んできたことは本当に必要なのだと腹落ちし、海外でビジネスをするイメージをつかむことができました。

 その他に受講してみたい英語研修は、ハッカソンです。制限時間内に課題の解決策を生み出すプロセスでは活発な議論が求められるので、結果として会話力の向上につながりますし、さまざまな国籍のメンバーで実施したら、より実践的になると思います。

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