OKI、サービスロボットを開発--“五感”を使って現状を認識

NO BUDGET

2019-10-21 13:00

 沖電気工業(OKI)は、人手不足の解消を実現するサービスロボット「AIエッジロボット」を開発した。このロボットは、同社のサービスロボットコンセプトの試作機として人工知能(AI)エッジコンピューターを活用したもの。さまざまな現場において高稼働率で活用することができ、大幅な省力化を実現するという。

ロボット本体と運用センター(コックピット)(出典:OKI)
ロボット本体と運用センター(コックピット)(出典:OKI)
AIエッジロボットの想定ユースケース(出典:OKI)
AIエッジロボットの想定ユースケース(出典:OKI)

 サービスロボットは多様な人と関わることを通してサービスを提供するロボットで、産業用ロボットとは異なる。AIエッジは、ネットワークの末端や顧客接点などのエッジに配置されたデバイスで動作するAI技術で、ロボットは現実世界とデジタル世界をつなぐエッジに位置する。

 AIエッジロボットは、自律動作するロボットと運用センターに配備したコックピットからの遠隔操作を組み合わせることにより、操作者1人当たり10台程度のロボットを用いて、業務を遂行することが可能となる。

 また、搭載されているAIエッジコンピューターがロボット自身では対応できない作業環境を認識した際は、即時に運用センターからの遠隔操作に切り替えることで、サービスを止めずに運用する。さらにロボットの“目”としてOKIの俯瞰映像モニタリングシステム「フライングビュー」を搭載しており、運用センターからロボットの周囲を俯瞰する映像を確認しながらスムーズに操作を行う。そのほか、AIエッジに音・振動・画像・空間・においなどの多様なセンサーを接続・搭載できるインターフェースを装備しており、用途に応じてこれらの“五感”を使って現状を認識・伝達することで、さまざまな用途で活用できるとしている。

   

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]