Intelは米国時間10月15日、ITインフラおよびサービスのプロバイダーであるPivot Technology Solutionsのエッジコンピューティングプラットフォーム「Smart Edge」を買収する契約を締結したと発表した。この買収は、5Gネットワーク向けのエッジコンピューティング市場に対するIntelの取り組みを強化するものとなる。
Intelのデータセンターグループ担当バイスプレジデント兼ネットワークコンピュート部門担当ゼネラルマネージャーであるDan Rodriguez氏は「この買収によって、エッジコンピューティングをリードする立場で5Gネットワークによる変革に取り組むための当社の能力が強化される。当社のテクノロジーとチームを最大限に活用することで、顧客のために強力なソリューションを生み出すとともに、エッジコンピューティング市場の発展を加速させる計画だ」と述べている。
Intelによると、Smart Edgeプラットフォームは「Intel Xeon Scalable」プロセッサー上での稼働を前提として構築されており、「OpenNESS」プロジェクトを補完するものだという。このプラットフォームは将来的に、「Intel Optane」メモリーや、「Intel FPGA」、その他のアクセラレーターを活用するようにもなるという。
買収は今後の数週間で完了する予定であり、その暁にはSmart Edge事業に携わっている約25人の従業員は、Intelのネットワーク&カスタムロジックグループに加わることになる。また、IntelとPivotは優先パートナー契約を締結する予定であり、これによりPivotはSmart Edgeの認定リセラーになるとともに、Smart Edgeをベースにしたエッジサービスのソリューションに関するIntelの非独占的優先システムインテグレーターとなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。