Googleの親会社であるAlphabetは米国時間10月28日、2019会計年度第3四半期決算(9月30日締め)を発表した。純利益は前年同期の91億9000万ドルを下回って70億7000万ドルとなり、1株あたり利益は10.20ドルとなった。また、トラフィック獲得コスト(TAC)を含む売上高は前年同期比20%増の404億9000万ドル、調整後1株あたり利益は10.12ドルだった。
アナリストの平均予想は売上高が403億ドル、1株当たり利益が12.46ドルだった。
TACの総額は74億9000万ドルだった。TACを除く純売上高は330億ドルとなった。TACはGoogleの広告売上高の22%を占めた。
Googleの第3四半期の売上高は403億4000万ドルであり、これまで通りAlphabetの売上高の大半を占めている。また、Googleにおけるその他の部門の売上高は64億3000万ドルとなっている一方、「ムーンショット」と呼ばれるOther Bets部門(WaymoやFiber、Verilyなどの事業が含まれる)の売上高は1億5500万ドルとなり、わずかな伸びにとどまった。また、Other Bets部門の営業損失は9億4100万ドルに増加した。
Googleの広告クリック1回あたりの利益を表すクリック単価(CPC)は、前年同期比で2%減、前期比では3%増となった。総広告売上高は339億2000万ドルで、前年同期の289億5000万ドルから増加した。
最高財務責任者(CFO)Ruth Porat氏は、あらかじめ用意していたコメントで「われわれは今期も力強い実績を残した」と述べるとともに、「われわれは自らの成長、特にクラウドや機械学習(ML)といった新しい分野での成長を支えていくために、人材やインフラに慎重に投資を続ける」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。