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新着記事集:「負荷分散」

マイクロソフト、「Azure Sphere」を2020年2月に一般提供開始へ

Mary Jo Foley (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2019-10-29 15:50

 Microsoftは米国時間10月28日、「IoT Solutions World Congress」で、「Azure Sphere」の一般提供(GA)を2020年2月に開始することを明らかにしたAzure Sphereは、安全にIoTを実現するためのソリューションであり、MCU、IoT向けのOS、関連するクラウドセキュリティサービスから構成されている。

Microsoft
提供:Microsoft

 同社はまた、2019年4月にExpress Logicを買収した際に取得したリアルタイムOS(RTOS)「ThreadX」の新たなブランディングを発表した。この製品は今後「Azure RTOS」という名称で呼ばれることになる。ThreadXは、世界でもっとも多く利用されているリアルタイムOSの1つだ。大手MCUメーカーであるルネサスが、「Synergy」ファミリーや「RA」ファミリーを含む同社の幅広い製品でAzure RTOSをサポートすることも明らかにされた。

 Microsoftは数年前より、低コストなIoTデバイスのセキュリティ強化に向けて取り組んできた。2017年に立ち上げられたMicrosoft Researchによる「Project Sopris」は、高度にセキュアなマイクロコントローラーを実現するためのプロジェクトで、2018年4月に発表されたAzure Sphereにつながった。

 Microsoftによれば、Azure RTOSとAzure Sphereは補完関係にあるという。同社は2019年、MediaTekと協力してAzure Sphere用に開発した最初のMCU「MT3620」で、内蔵されているコアプロセッサー「M4」を利用して、RTOSやベアメタル上で動作している既存のコードを安全に実行するための環境を提供している。

 同社のある担当者は、「わが社の目標は、Express LogicのRTOSであるThreadXを、Azure Sphereデバイス上でのリアルタイム処理の選択肢として提供することと、Azure Sphereがエッジコンピューティングの機能を必要とするときに、ThreadXを利用したデバイスが『Azure IoT Edge』デバイスに接続できるようにすることだ。わが社は顧客に対して、もっとも安全なクラウド接続手段としてAzure Sphereを勧めているが、デバイスの制約が厳しくAzure Sphereを利用できない場合は、他社のRTOS製品ではなく、Express LogicのRTOSであるThreadXを利用することを勧めている。これは、この製品が追加の認証を受けており、細かい設定を必要とせず『Azure IoT Hub』に接続できるためだ」と述べていた。

 Microsoftはほかにも、既存のIoT製品に関する数多くの発表を行っている。IoTアプリプラットフォームである「Azure IoT Central」には、新しいアプリケーションテンプレートやAPI、マルチテナント対応などをはじめとする新機能が追加される。Azure IoT Hubにもいくつかの新機能が追加されるほか、「Azure Time Series Insights」にも、マルチレイヤーストレージや柔軟なコールドストレージ、アナリティクス機能の改善、スケーラビリティーやパフォーマンスの改善などをはじめとする、多くのプレビュー機能が提供される。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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