企業買収

マイクロソフト、リアルタイムOSベンダーExpress Logic買収

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2019-04-19 10:19

 Microsoftは米国時間4月18日、IoTおよびエッジデバイス向けのリアルタイムOS(RTOS)を手がけるExpress Logicを買収したと発表した。買収条件は明らかにされていない。MicrosoftによるとExpress Logicの「ThreadX RTOS」は、マイクロコントローラーをベースにしたデバイスにおいて世界で最も普及しているRTOSの1つだという。

 また同社はThreadX RTOSと「『Azure Sphere』は補完し合う」ものだと述べている。

 Microsoftの「Azure IoT」担当ディレクターであるSam George氏は、ブログ記事で「われわれはクラウドに対する最も安全な接続手段として顧客にAzure Sphereを推奨するものの、デバイスが持つ制約によってAzure Sphereを利用できない環境では、業界他社のRTOSではなくExpress LogicのThreadX RTOSを推奨する。このRTOSが追加の認証に対応しているうえ、細かい設定を必要とせず『Azure IoT Hub』に接続できるためだ」と記している。

 Express Logicはこれまでに62億以上の導入実績を有している。Express Logicのソリューションは、バッテリー駆動でフラッシュメモリーが64KB未満といった、制約の大きなデバイス上でも稼働する。

 Express Logicはサンディエゴを拠点としており、1996年に創業された。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]