アクティブコアは12月10日、クラウド型のマーケティング基盤「activecore marketing cloud」で配信コンテンツにレコメンドを自動挿入する新機能を発表した。メッセージ配信時に配信コンテンツを対象者に合わせて変化させる「MAセグメント配信」機能の一部として提供される。
MAセグメント配信は、activecore marketing cloud内のデータ管理基盤(DMP)に蓄積された顧客属性、購入履歴、店舗データやアプリ/ウェブの行動履歴などから分析・抽出されたセグメントに対し、最適なコンテンツを出し分けながらメッセージの一斉配信を行う機能になる。
今回、MAセグメント配信機能にレコメンドをメール、LINE、アプリを通じて配信する「レコメンドメール機能」を追加。メッセージ内の指定されたコンテンツ枠にレコメンドを新たに設定することが可能になった。これにより、1回のメッセージ配信で、コンテンツ内にセグメントごとに異なるレコメンドを自動反映し、一人ひとりに関連性の高いおすすめの商品情報などを差し込んで表示することができるようになるという。

セグメントに合わせてレコメンドを含めたコンテンツを自動で出し分けるMAセグメント配信機能(出典:アクティブコア)
レコメンドメール機能によって、例えば購入回数が同じ顧客であっても、購入したブランドが「スポーツブランド」であるセグメントにはスポーツブランドの商材に関連したおすすめ商品を、「女性向けブランド」を購入しているセグメントには女性向けブランドに関連したおすすめ商品をメッセージとして届けることが可能になる。さらに購入回数が多い優良顧客においては、レコメンドではなくクーポンを表示するなど、指定枠に設定する内容はセグメントごとに自在に変化させることが可能だという。
レコメンドメール機能でレコメンドの出し分けが可能になったことで、対象顧客への訴求効果を高め、顧客セグメントの定義後リストは自動更新されるため、配信担当者のメッセージ設定における煩雑な作業の軽減も期待されるとしている。